私には、現在がいままでの人生で一番幸せだと感じるための3つの転機がありました。知的障害のある長男の出産、夫の突然死、生存率2割の大手術が成功するも下半身麻痺となり自分が車いす生活に。もはや命を絶とうと思った矢先、私を救ってくれたのは「死にたいなら死んでもいいよ」という娘の一言でした。人の運命は、心の持ち方と捉え方でいくらでも変えられると気づかせてもらいました。苦しみや絶望から抜け出すために、私が歩んできたことをお伝えしたいと思います。 車いすに乗る視点・歩いていた頃の視点・長男の子育ての視点、それぞれからお伝えしているのが、自分とは違う誰かの視点に立ち行動する「ユニバーサルマナー」という考え方です。日本における高齢者や障害者への向き合い方は、残念ながら過剰か無関心かのどちらかに偏っています。さりげない配慮、誰もが笑顔になれる魔法の一言を、全国年間180箇所以上でお話ししている講義から抜粋して皆さんにお伝えします。