2017年8月5日(土)に「元気に食べてますか?」@札幌が開催されました。
街中で医療者が
高齢者やその家族に低栄養の影響や食の大切さを直接伝えていくイベントです。
2年前の9月に東京・巣鴨を出発点に、
名古屋・大須→岡山→西東京市→岡山→金沢→沖縄 の順に開催され、
今回は札幌にたすきが回ってきたわけです。
これで8回目の開催となります。
今回の主催者は、こだま在宅内科緩和ケアクリニック院長の児玉佳之先生です。
クリニックスタッフの尽力も手伝って、予想を上回る成果がもたらされました。
第一に、全国から参集した医療人が
たくさんの札幌市民に直接、栄養の重要性を話すことが出来た点を挙げたいと思います。
私たちが声を掛ける時にはやや疑い深いお顔をされることが多いのですが、
食生活に関する問診、BMI計算、握力などの身体測定、栄養アドバイスを経て、
我々自慢のトートバックを受け取られる際には
市民の皆さんは満面の笑みに変わっています。
私たち医療人の参加者は旅費、宿泊費、参加費を払っての
全くのボランティア参加になりますが、
市民の皆さんのこの笑顔が私たちへの最高の報酬となります。
ある意味、市民の方以上の喜びが医療人に湧き上がっているのだと思います。
「人間には貢献心という本能がある」ことを確信させられる瞬間です。
第二の成果ですが、
今回も新聞、ラジオ、テレビニュースにも取り上げていただきました。
「元気に食べてますか?」キャンペーンは、
高齢者の低栄養問題の社会啓発を目的にしています。
私たちが、愚直に全国各地でこのキャンペーンを展開しているのも
マスコミ報道によって、街頭で直接話しかけられる人のみならず
さらに多くの人々にこの問題を知っていただきたいと願うからなのです。
特にHBCテレビ局が
長い時間をかけた深掘りの取材をしてくださったのが印象的でした。
新聞記事の文言を見ても
高齢者の低栄養問題に社会の関心が少なからず向けられつつあるようです。
WAVESに対する追い風を感じます。
今回の会場は、アリオ札幌 1階 ゼビオスポーツ前広場でした。
このゼビオスポーツの社長は、何と私の高校時代の同級生です。
諸橋社長には以前から「ツ・ナ・ガ・ル」の広告などでお世話になってきました。
今回も事前に連絡を入れておいたら
当日は北海道の責任者が出迎えてくれました。
ゼビオスポーツは、管理栄養士の店舗内配置をトライアルで始めたようです。
スポーツ店でも栄養相談を取り入れつつある点が
私にとってのもう一つの成果です。
私たちの日常生活における栄養の比重が
益々、高まりそうです。
これもWAVESへの追い風ですね(感謝)。
2017年8月9日