在宅の環境は施設や病院と違い様々なご自宅があります。またお身体の状態も様々です。だからこそお身体に環境を合わせる必要があります。
福祉用具専門相談員は用具や改修を通し自立支援・介助者負担の軽減を考え「環境づくり」を行っている専門職です。環境づくりでは一人一人のお身体に合わせて行い、その方の姿勢や生活行動を改善します。その為、在宅現場の医療・介護のケアもまずは環境を整えてからケアをすることで効果的になります。
しかし実際の現場では不良環境のまま頑張ってケアする場面が多くみられるのが現状です。ケアを始める前には、まず「環境はいいのか?」を見ていただくことが大切だと思っています。「身体」のことを見る前に、その状態を作っているかもしれない「環境」をまずはチェックする事が重要だと感じています。
「木を見て森を見ず」になっていませんか?
在宅現場が森を見る意識を持つことで新たな景色の発見になればと思います。