29. 「ひとり時間」と志の関係

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社会医療人の星

「ひとりの時間に何をするかによってその人の人生が決まる」といいます。

確かにそうです。

この「ひとり時間」を大切にしなければなりません。

そう考えて、

自分自身の「ひとり時間」を振り返ってみると

正直、反省しか浮かびません。

何と多くの、貴重な「ひとり時間」を活かし切れなかったかと正直に思います。

むしろ、人と一緒にいるときのほうが

自分をよく見せようと気が張って頑張っていたような気もします。

余談ですが、斎藤 孝さんの『15分あれば喫茶店に入りなさい』は

この辺の心の機微を上手く表現していると思います。

斎藤孝『15分あれば喫茶店に入りなさい

斎藤孝『15分あれば喫茶店に入りなさい

さて、「ひとり時間」を活かせないのは私だけではないはずと、

勝手に思い込んでいます(笑)。

そもそも「ひとり時間」を確保できていない人も多いのではないでしょうか?

実際のところ、多くの人が、

「ひとり時間」を多少なりとも確保できたとしても

無駄にしているのではないでしょうか?

これは非常に大事な話です。

その理由を考えてみました。

私の最終的な結論は、

「志が定まっていないから…」

ということです。

社会医療人の星

志とは、この人生で何を遺そうとし、

この人生の時間を何に使っていくのかを自らに問いかけるものです。

これまでの自分の人生の使い方を振り返ってみると

志が定まっていなかったと白状しなければなりません。

要は、その志をどれだけ本気で考えているのかということです。

どれだけ、その志のゴールを強烈にイメージし、

現実とのギャップを冷静に分析し、

足らない部分を段階的に前進させるための手法を考えているかです。

「実践あるのみ」などと言われますが

私は間違いだと思っています。

ゴールをイメージ出来ぬままに

闇雲に歩き始めてはいけないのだと考えています。

実践は勿論、重要です。

でも順序が大切です。志が先です。

社会医療人の星

これまでの私はそれがよく分かっていませんでした。

また、「苦労は勝手でもせよ」と言いますが、

志の実践を苦労に感じている段階では

その志は本物にはなっていないような気がします。

「ひとり時間」を無駄にしないようになって、

かつ、苦労など感じない状態になるまで、

今一度、原点に帰って

志を見つめていこうと思います。