172.『がんと生きる 言葉の処方箋』上映会&ゲスト・トークショー

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社会医療人の星

今週は『がんと生きる 言葉の処方箋』上映会&ゲスト・トークショーの紹介です。

実はこのイベント 私のビジネススクールの知人が企画、運営しています。

正式なイベント名は、

【ビジネスパーソンが磨くべき「死生観」という知性】

ドキュメンタリー映画「がんと生きる 言葉の処方箋」上映&ゲスト・トークショー

~ソーシャルMBAフォーラム

です。

「ソーシャルMBAフォーラム」ということで、

MBA(経営学修士)の人しか参加しちゃいけないの? と思うかもしれませんが、

全くそんなことはありません。

広く社会に開かれたオープンなイベントで、

どなたでも自由に参加できるそうです。

会場は品川駅近くの多摩大学大学院 品川インターシティフロント5階です。

MBAに少しでも関心のある方は

ついでにビジネススクールの雰囲気も味わってみてください。

気になるのは、本体の映画ですね。

がん哲学外来で有名な樋野興夫 順天堂大学名誉教授と

「がん哲学外来メディカル・カフェ」に通われた方々のドキュメンタリーです。

監督の野澤和之氏は短編映画、テレビディレクターを経て

ドキュメンタリー映画の世界へ入られました。

文化人類学を学んだ経験から文化社会の周縁にいる人々を描いた作品が多いようです。

以前、野澤監督の製作したテレビ・ドキュメンタリーを視ましたが、

視点の深さを感じました。

映画ではそれ以上の深い世界を表現されているのだと思います。

「がん哲学外来メディカル・カフェ」では、

がん患者の苦しみを言葉で癒す「言葉の処方箋」が処方されるといいます。

以前、樋野教授の講演で語られた

「言葉の処方箋」は副作用ゼロ、おまけにお金もかからない。

がとても印象に残っています。

人間は意味を大事にする生き物です。

それだけに私は言葉の力を信じています。

樋野教授も野澤監督も同じはずです。

樋野教授の人となりを知るために

1冊の御著書を紹介したいと思います。

『明日この世を去るとしても、今日の花に水をあげなさい』

樋野興夫 順天堂大学名誉教授樋野興夫 順天堂大学名誉教授

以下は私の所感です。

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生きるとは喜びに満ちたものと言えるでしょう。

しかし、それだけではないことも事実です。

私も医師を歩む中で、生きる悲しみを思わない日はありません。

著者のさらっとした文章の行間から、

この生きる悲しみを知り得た人間ならではの深さを感じさせられました。

さらに、その生きる悲しみをも凌駕し得る人間の温かさを

著者は体得しているのだと思います。

読了後、喩えようもなく柔らかで温かいものが心に宿りました。

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映画の話題に戻ります。

考えてみますと、

本作のような商業映画の配給ルートには乗らず DVDレンタルもされない映画は、

社会性の高い良作であっても一般の方には観る機会がなかなかありません。

医療関係者はもちろんですが、

むしろ、がんと関りがない方々観て頂きたい映画とトークショーです。

イベントの詳細およびお申し込みは、下記をご覧ください。

少しでも映画やテーマに心が動いた方は、

難しく考えずに、ぜひ、お気軽にお申し込みください。