22.「人間と動物を分かつもの」

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
SNSフォローボタン

フォローする

社会医療人の星

ある社会起業家の会合で、

俳優の伊勢谷友介さん(←彼はバリバリの社会起業家です)が

こんなことを話していました。

伊勢谷友介

人間と動物との決定的な違いについてです。

それは、「志」だと言うのです。

すべての人間とは言いませんが、

社会や未来のために尽力する人間が少なからずいるものです。

しかし、動物には志があるとは考えられていません(少なくとも現状では)。

私もそう思います。

より人間らしい生涯を送るのならば

志をしっかりと持たなければなりません。

志といえば、

先の10月16日の日曜日に毎年恒例のMEDプレゼンを開催しました。

今年も研ぎ澄まされた志を持った16名のプレゼンターにご登壇いただきました。

MEDプレゼン2016自薦プレゼンター

MEDプレゼン2016自薦プレゼンター

MEDプレゼン2016メインプレゼンター

MEDプレゼン2016メインプレゼンター

今どき、志を全面に打ち出したイベントは流行らないのかもしれません

(確かに、毎年集客には苦労しています)。

しかし、世間受けしないから社会にとって不要のものとは言えません。

むしろ、社会において重要であるから、

忘れ去られては困るから

もっともっと盛んにしていかなければならないのだと考えます。

むき出しの志でイベントを盛り上げたいと常に考えています。

中でも、午後のメインセッションのオープニングは、

趣向を凝らしているつもりです。

実は私には、

こういうセレモニーを強烈に盛り上げてくれる心強いプランナーがついています。

たった5分間ですが、このプランナーのアイディアを必死に実行しています。

秋のこのイベントは8年目を迎えますが、

オープニングに関しては自分でも「よくやるなぁ~」と感じることがあります。

しかし、数年前から恥ずかしがっている場合ではないとも思うようになりました。

心が徐々に定まってきたのかもしれません。

MEDプレゼン2016秋山和宏

事業にしても、志にしても

それが成就できるかは、どれだけ切実にそのことを想い切れるかだと信じます。

私の志やチーム医療フォーラムの事業は、成功に程遠い状態です。

私自身の志が確固としたものになっていないからなのでしょう。

まだまだなのです。

別に自分のためだけの事業であるならば、ここまでの苦労は決してしません。

力も湧いてきません。

世のため、人のためだと思う志だからこそ

やり遂げたいと切に思うのでしょう。

精進していきたいと思います。

今年も、日本科学未来館に集まっていただいた皆さんは

志の重要性を感じ取られたはずと自負しています。

来年もこの路線で突っ走りたいと考えています。

志こそ、動物と人間を分け、人間をより人間らしく輝かせるものだからです。