81.「加藤英二 シェフの挑戦-ONE Table-」

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社会医療人の星

先週末、新横浜のフランス料理店「HANZOYA」さんの

素敵なイベントに参加してきました。

フランス料理の嚥下食へのトライアルです。

主催者のひとり、亀井倫子歯科医師が冒頭で話されていましたが、

これは新しいカテゴリーの料理といえます。

今回は、そんな驚きのフレンチのレポートをさせていただきます。

イベント名は

―ONE Table―

大切な人と、ひとつのテーブルを囲もう でした。

嚥下に障害のある方と食卓を囲む際、

同じテーブルに着くとしても

一方はミキサー食や嚥下食、

他方は普通食になっていることが多いでしょう。

しかし、その夜のテーブルは違いました。

皆が同じ食事を摂るのです。

彼らはそれをBorderless Foodと名付けました。

ふと、永六輔さんの全国こども電話相談室での名回答を思い出しました。

小学6年生の女子の「好きな人に告白する言葉を教えて」の質問に

「同じ感動を同じ時点で受け止めるのが、一番効果があります」と答えたそうです。

私はこの言葉を忘れずに記憶しています。

是非、全文を読んでみてください。

この「同じ感動」を、「同じ時点」で というのが非常に大切なのだと思います。

これは恋愛に限ったことではないでしょう。

人と人との深いつながりは

「同じ感動を同じ時点で受け止める」ことによって生み出されるような気がします。

加藤シェフも主催者たちも

この心理(真理?)を知っているが故に

Borderless Foodへの挑戦をされるのだと私は勝手に解釈しています。

では、シェフ渾身の御料理をご覧ください。

社会医療人の星

これはもう、嚥下食というより、立派なフレンチです。

もちろん味も申し分ありません。

質も最高ですが、ボリュームも結構有りました。

目もお腹も大満足でした。

嚥下食では、イーエヌ大塚製薬㈱の「あいーと」が有名です。

加藤シェフのフレンチも「あいーと」もどちらも舌で押しつぶせます。

「あいーと」が酵素処理をして柔らかさを得ている一方、

加藤シェフのフレンチはフレンチの調理法のみで同等の柔らかさを実現しています。

その上、美味しい!! 本当に驚きました。

これはもう、新しい料理のカテゴリー、ジャンルといえるでしょう。

社会医療人の星

お店の雰囲気も最高でした。

集まった皆さんも意識の高い方ばかりでしたので、

大満足の会食となりました。

最後に、加藤シェフとのツーショット です。

社会医療人の星

この後、MED2018への登壇依頼をしたのは、言うまでもありません。

加藤シェフ 何卒、宜しくお願いしま~す。

2017年12月6日