165.「塩田千春展」と『ボヤージュ・オブ・タイム』

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社会医療人の星

先日、六本木ヒルズ・森美術館の「塩田千春展:魂がふるえる」に行ってきました。

塩田千春という人を私は知りませんでしたが、

ベルリンを拠点に世界的に活躍中のアーティストです。

彼女の過去最大規模の個展で、

幼少期の作品に始まり、

25年間の活動を網羅的に体験できる構成になっています。

ファンにはたまらない企画だと思います。

私は空いていると思われる時間を狙って夜に行ったのですが、

入館まで1時間ほど並びました。

それもそのはず、「塩田千春展:魂がふるえる」は大人気展で、

開幕から22日目で入館者数が10万人を突破したそうです。

10/27までの期間中、総入場者数が一体何人になるのか、想像できません。

You Tube告知トレイラー

人気の秘密は、没入型インスタレーション作品にあるのではないかと思います。

初体験でしたが、

来場者は、巨大な作品の中に入って鑑賞するのです。

まるで自分が作品の一部になったかのようで、

塩田千春という魂が発した作品の鼓動が

自分の魂と出会い共振する感覚を味わいました。

複雑に編み上げられた赤い糸は、鼓動を発する生命のような存在感を醸し出しています。

一方、死をイメージした黒い糸は、全てを呑み込むような宇宙観を感じさせます。

持ち運べる作品ではないでしょうから、

この個展の準備には、気の遠くなるような時間と手間が掛かっているはずです。

幼いころからの体験や瑞々しい感性を元に

誤魔化すことなく丁寧に芸術家としての探求をしてきたのでしょう。

作者自身の魂の問いかけが

これらの作品群を生み出していることが伝わってきます。

当たり前ですが、AIには決して出来ない仕事だと思います。

以下、私が撮った写真です。

塩田千春展塩田千春展塩田千春展塩田千春展

息遣いが伝わるような作品群の中で

「魂とは何か?」という根源的な問いを突き付けられたとき、

映画『ボヤージュ・オブ・タイム』が無性に観たくなりました。

『ツリー・オブ・ライフ』のテレンス・マリック監督による作品です。

両作品ともブラッド・ピットが製作にかかわっているのには驚きました。

ナレーターは、ケイト・ブランシェットです。

かのマリック監督が長年、撮りためてきた映像を駆使し、

さらに特別な映像チームを編成して完成させた作品です。

その映像美は圧巻です。

今ならAmazonプライム会員は、追加料金なしで鑑賞可能です。

塩田千春展と『ボヤージュ・オブ・タイム』は、

魂をインスパイアさせてくれるという点で、私の中では完全に一致しています。

皆さんも是非、両作品をお試しあれ!

2019年7月17日