本日、2019年9月11日10:00
クラウドファンディングをスタートさせました。
私自身、3度目の挑戦です。
いずれの回も、多くの方にご支援いただき
成功に導かせていただきました(感謝)。
これまでの2回の経験を経て思ったことは
クラウドファンディングとは、
人間関係の棚卸ではないかという気づきです。
平たく言いますと、
人間関係の貸し分を
クラウドファンディングというややエレガントな切り口で
回収しているのかもしれないということです。
するとそれは、ある意味、閉じられた系の中での展開になります。
また、約2か月間の募集期間があるのですが、
その間、主催者本人も人間関係もどんどん擦り切れていくのです。
前2回のクラウドファンディングが終了した後は
「もう無理!」というくらい消耗していました。
支援していただいた方にも
ご負担を掛けて申し訳ありませんという気になってしまいます。
これは、挑戦したことがある人は大なり小なり経験する感覚だと思います。
ここでも限られた系の中での活動であると感じてしまいます。
所謂、閉鎖系のモデルです。
そもそも、クラウドファンディングって何でしょう?
つい最近まで私は、クラウドはcloud すなわち「雲」だと思っていました。
しかし、「群衆」という意味のcrowdだったのですね。
それぞれの発音記号を記せば、
cloud [klάʊd]
crowd [krάʊd]
「l」(エル)と「r」(アール)の違いだけです。
日本人が苦手とする発音の違いですが、
例に漏れず、私もその区別が出来ないために長らく勘違いしていました。
そして、ファンディングは資金調達(funding)の意味となります。
群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語であり、
不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指すのです。
クラウドファンディングは、コレクティブ・インパクトを生み出すと感じています。
コレクティブ・インパクトは、2011年、John KaniaとMark Kramaerが
Stanford Social Innovation Reviewで発表した論文”Collective Impact”で定義した言葉で、
様々なプレイヤーが共同して社会課題解決に取り組むための一つのスキームであり、
共同の効果を最大化するための枠組みのことです。
先に全2回の経験を「閉じられた系(閉鎖系モデル)」と表現しました。
コレクティブ・インパクトの文脈で考えてみると
本来は「開かれた系(開放系モデル)」であるべきです。
いま、クラウドファンディングにおいては、
主催者として挑戦する人と支援する人が
何となく固定してしまっていると思います。
すなわち、主催する人は主催するだけで
支援する人は支援することを繰り返し、
同一人物がクラウドファンディングを主催したり
他のプロジェクトを支援することが少ないように感じます。
また、クラウドファンディングの支援者は
殆どが主催者の知り合いであるそうです。
プロジェクトを通して初めて知り合いになって
賛同、支援に回る数はまだまだ少ない現状です。
「閉じられた系(閉鎖系モデル)」から「開かれた系(開放系モデル)」へ発想を転換してみると
かなり違った景色が見えてきます。
そして、気が付いたら、3回目のクラウドファンディングに挑戦しようという気持ちが
一気に膨らんでいました。
むしろ、これからは何度でも主催者として挑戦し、
また、他のプロジェクトにもどんどん支援していきたいと考えるようになりました。
開放系モデルは、創発を生むからなのでしょう。
イリヤ・プリゴジン博士の「カオスの縁」の条件が整っているのかもしれません。
そして、YouTuberならぬ、
Crowd funderを目指そうとさえ思っています。
前置きが長くなりました。
以上の流れから、本日よりクラウドファンディングを始めます。
テーマは『医歩:メディカルウォーキングで松戸から日本を健康にする!』です。
「みんなが、みんなで健康になる」ための手段として、
私が6年前から病院で取り組んでいる医歩を
より多くの方に知ってもらうためのものです。
詳細はサイトを見てください。
都市型高齢者介護予防事業:松戸プロジェクトを盛り上げるための施策でもあります。
映画のエキストラ、エンドロール掲載というかたちで、
参加型の賑わいを演出したいと考えています。
最初の5日間が勝負らしいです。
一気に目標額を突破して、
更なるステップに進みたいと考えています。
皆様、宜しくお願い致します。
2019年9月11日