IT(ICT)業界の方と話をしていると、感じることがあります。
彼らは、ICTがもたらす価値を確信しているということです。
状況をしっかりと分析して、緻密に設計(プログラミング)すれば、
従来では考えられない素晴らしい価値を生み出せると知っているのです。
プログラミングの良し悪しによって多少変わるにせよ、
価値を生み出せるはずであるという自信が感じられます。
これは本当にスゴイことです。
ICTは今後、人工知能(AI)の発展による大飛躍も予想されますので
末恐ろしいほどの可能性を秘めていると思います。
1/9(月)からWAVES JSPENの参加者募集を開始しました。
>>詳細はこちらから
JSPENとは日本静脈経腸栄養学会(https://www.jspen.jp/)の略で、
世界各国に存在する静脈経腸栄養学会(PEN Societyといいます)の中でも、
最大規模を誇ります(しかも圧倒的に)。
これまで、WAVES Caféとしてチーム医療フォーラムが主催してきた
高齢者の低栄養問題を社会に啓発する「元気に食べてますか?」運動を
いよいよ、そのJSPENと共催で開催できるようになりました。
(ちなみに、今回の参加募集はJSPEN会員限定です。)
WAVESに関してはこのメルマガでも何度か取り上げていますので、
ご関心のある方はバックナンバーを御覧ください。
栄養学は、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」などの研究により
健常人をより健康にするための手法を提示してきました(Dietary Nutrition)。
また、病態栄養や臨床栄養の研究により、
病人に対してもどのような栄養管理をしたら良いのかの知見を
たくさん積み上げてきました(Clinical Nutrition)。
その上で、今日の超高齢社会で求められる栄養学は、
JSPEN理事長の東口高志 藤田保健衛生大学教授が提唱されているように
さらに進化した「社会栄養学(Social Nutrition)」なのだと思うのです。
下は私が講演で度々使用するスライドですが、
栄養学は新たな進化の時を迎えており、WAVESがその進化を加速させるはずです。
さて、冒頭のICTの話に戻りましょう。
ICT業界の人達は、ICTの力を限りなく信じていると書きました。
少なくとも私が出会った人は皆そうでした。
キラキラした目で、そう語っていました。
では、栄養の力はどうでしょう?
WAVESによって、社会栄養学に進化する時、
私は、栄養の力が
社会を良き方向に変えていく決定打になると確信しています。
これからの100年を予想したときに、
ICTは人々の職業や趣味は勿論、この社会の有り様を
大きく変えていくでしょう。
そして、世の隅々にまでICTは普及し、その恩恵をもたらすはずです。
社会の意思決定においてもICTの比重は増すばかりでしょう。
私は、栄養の力も負けていないだろうと思っています。
栄養の力が世の隅々にまで普及し、その恩恵を人々にもたらすに違いありません。
これからの社会の意思決定においても、
栄養の力が、少なからぬ発言権を持つようになると信じています。
栄養の力を世の隅々に行き渡らせたいものです。