51.「ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン2017」

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社会医療人の星

皆さん、ゴールデン・ウィークは満喫されましたでしょうか?

毎年、長期休暇が取れない私のささやかな楽しみはLFJです。

LFJ??

毎年のGW,東京国際フォーラムを占拠して開催される

ラ・フォル・ジュルネ・ジャポンのことです。

1995年、フランスの港町ナントで誕生したラ・フォル・ジュルネは、2005年「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」として東京に上陸しました。2007年には来場者数100万人を超え、2016年までに延べ726万人の来場者数を記録。世界最大級の音楽祭に成長しています。

1995年、フランスの港町ナントで誕生したラ・フォル・ジュルネは、2005年「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」として東京に上陸しました。2007年には来場者数100万人を超え、2016年までに延べ726万人の来場者数を記録。世界最大級の音楽祭に成長しています。

タイトル ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017
テーマ ラ・ダンス 舞曲の祭典
日程 2017年5月4日(木・祝)・5日(金・祝)・6日(土)
会場 東京国際フォーラム 大手町・丸の内・有楽町エリア
来場者見込 約43万人 (うち東京国際フォーラム 約37万人)
公演数 約350公演 (うち有料公演 122公演)
主催 株式会社東京国際フォーラム
企画制作 CREA / KAJIMOTO

聞きなれない「ラ・フォル・ジュルネ」とは、「熱狂の日」という意味です。

下は、東京国際フォーラムの中庭でクラシック音楽に熱狂している人々です(笑)。

LFJの魅力はというと、無料公演が多いのも勿論ですが、

有料公演でも1000~3000円の低価格である点を挙げたいと思います。

3日間で300以上の公演があるのも祭典と呼ぶに相応しいでしょう。

昼間は昼間の、夜は夜の良さがありますので、

それぞれに楽しめます。

好きな音楽をチョイスして、ハシゴして聴くのは、

何とも贅沢感がありますよ。

実は私、クラシック音楽に詳しい訳でも

純粋に音楽が大好きという訳でもありません。

(でも、季刊誌「ツ・ナ・ガ・ル」の吉田貞夫先生の連載で少し詳しくなりました。)

なのに、このクラシック・コンサートに行く目的は、

ズバリ、そこが創発の場になるからです。

不思議なくらい、様々なアイディアが思い付くのです。

洗練された場の力がそうさせるのだと思います。

音楽は程々に聴いていて、

実は全く別の事を考えているのです。

もう一つ、私が毎年、LFJに行くのは

仕掛け人のルネ・マルタン氏の企画力を学ぶためです。

これだけのイベントを世界各国で毎年成功させる力量は凄まじいと思います。

フランス・ナント出身。経営管理学と音楽を学んだのち、ナントに芸術研究センターを創設。1979年から同センター芸術監督として、室内楽と宗教音楽を中心としたコンサートを企画、開催している。81年から南仏の小村、ラ・ロック・ダンテロンで開催している国際ピアノ音楽祭は、今や世界最大級に成長。「ラ・フォル・ジュルネ」は、フランス・ナントのほか、スペイン・ビルバオ、東京、ブラジル・リオデジャネイロ、ポーランド・ワルシャワ、金沢、新潟、びわ湖などで開催し、大成功をおさめている。

フランス・ナント出身。経営管理学と音楽を学んだのち、ナントに芸術研究センターを創設。1979年から同センター芸術監督として、室内楽と宗教音楽を中心としたコンサートを企画、開催している。81年から南仏の小村、ラ・ロック・ダンテロンで開催している国際ピアノ音楽祭は、今や世界最大級に成長。「ラ・フォル・ジュルネ」は、フランス・ナントのほか、スペイン・ビルバオ、東京、ブラジル・リオデジャネイロ、ポーランド・ワルシャワ、金沢、新潟、びわ湖などで開催し、大成功をおさめている。

テーマにもその企画力を感じることが出来ます。

2005年に東京でラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンが開催されたときのテーマは、

確か「ベートーベン」だったと思います。

その後、「モーツァルト」や「チャイコフスキー」など作曲家を軸にして

編成されていました。

主催、企画する者にも、参加する聴衆にも理解されやすいテーマです。

しかし、13回目ともなると一般的なテーマはすべて使い切っています。

ということで、3年前から奇抜なテーマに変わってきています。

さて、今年のテーマは? といいますと、

「ラ・ダンス 舞曲の祭典」です。

こんなテーマ、私には絶対に思い付かない、脱帽です。

ところで、マルタン氏が「ラ・フォル・ジュルネ」の構想を思いついたのは、

皆さん、どこだったと思います?

何と、ロックコンサートの会場だったそうです。

この距離感がたまらなく良いですね。

というわけで、来年も行かなきゃ。