最近の楽しみの一つは、自宅で映画を観ることです。
Amazon プライムとhuluだけでもかなりのリストがあり、
スキマ時間に、自宅で気軽に楽しめるのがとても有難いです。
先日、「カサブランカ」を観ました。
いや~、とても良かったです。予想外でした。
恋愛映画というより、愛国心の映画だと感じました。
映像は白黒で見劣りしますが、
映画の中の台詞はそれを補って余りあるぐらい素晴らしかったです。
という訳で、今回は「カサブランカ」の名台詞を紹介したいと思います。
何と言っても最後のシーンでしょう。
飛行機に乗ったイルザ(イングリット・バーグマン)を見送った後、
リック(ハンフリー・ボガート)と警察署長ルノー(ルイ)の2人が
夜の霧の中へ消えながら、美しい新たな友情の始まりをお互いに確かめ合うシーンに
本物の大人の友情を感じました。
まさに、beautiful friendship ですね。
志と友情で結ばれた二人が、このあと
どんな清々しいエピソードを遺すだろうかと考えるとワクワクしてきます。
リックを訪ねてきた女性に、リックがつれなく返事をするシーンです。
当時のハンフリー・ボガードは42,3歳ですが、
かなり老けて見えてしまうのは私だけでしょうか?
いずれにせよ、渋くてカッコイイ男です。
昨日なにしてたの?(女性) ”Where were you last night?”
そんな昔のことは覚えていない(リック) ”That’s so long ago, I don’t remember”
今夜会える?(女性) ”Will I see you tonight?”
そんな先のことは分からない(リック) ”I never make plans that far ahead”
私が確認しただけでも、4回は出てくる名台詞です。
この台詞を入れなければ、映画通にこき下ろされそうなので押さえておきます。
名曲『時の過ぎ行くままに』(As Time Goes By)も紹介しておきましょう。
聴き入ってください。
私がこの映画に惹かれるのは、
随所に小気味良い大人の対応が出てくるからのような気がします。
イルザの夫 ラズロ(ポール・ヘンリード)の英雄っぷりが、
また素晴らしいです。(写真 左)
古い名画は、映像よりもストーリーや台詞が秀逸であることを再認識ました。
「カサブランカ」は代表格かも知れません。
皆さんも、観てみたくなったでしょう!?