一般社団法人 WAVES Japanが展開する「元気に食べてますか?」の恒例イベントが
6月9日に東京・足立区の北千住駅東口・ロータリーで開催されました。
「元気に食べてますか?」は、
超高齢社会における高齢者の低栄養問題を社会に啓発することを目的にしています。
これまでもWAVES Japanや「元気に食べてますか?」に関しては
このメルマガで何度も取り上げています。
詳しくはWAVES Japanのホームページをご覧ください。
今回の実行委員長は、
先駆的在宅医療を展開する悠翔会 佐々木淳理事長です。
Forbes JAPANの表紙を飾るだけあって
やはり只者ではありません。
全国からボランティアの医療者130名以上を集めました。
その上、何と! 小池都知事に参加を呼びかけ、
それを実現させてしまいました(スゴ腕です)。
私も実行委員の一人として協力させていただきました。
当日はプロモーション班のリーダーを務めました。
プロモーション班は
通行している市民に街頭で声を掛けてイベントに誘導する役目です。
普段、病院で勤務している場合、
医療者の話を患者さんは素直に聞いてくれますが、
このイベントのシチュエーションではそうはいきません。
殆どが無視され、むしろ煙たがられます。
そのような経験をしたことがない医療者ばかりですから、
「途中、心が折れた」という経験者は少なくありません。
ある意味、下座の行であり、
医療者にとって得難い体験になると私は信じています。
今回は、プロモーション班50名の大所帯となりました。
大所帯ゆえ、一部のメンバーは、
駅の反対側の商店街で活動することになりました(西口グループ)。
イベント会場からは15分ほど離れた場所で、完全孤立状態です。
文字通り「孤軍奮闘」しなければなりません。
WAVES史上、最大の「心が折れる」シチュエーションです。
その最大の試練の場を
最高の成長の場にするために一計を案じました。
西口グループを特殊部隊「グリーンベレー」と称し、
精鋭メンバーを揃えることにしました。
その上で、即製の替え歌を準備し、商店街で合唱しました。
グリーンベレーの戦地に選んだのは、
北千住が誇る有名店「大はし」の店先です(「肉豆腐」絶品です)。
その日は、偶然お休みでした(これこそ、天の計らい)。
「戦争を知らない子供たち」の替え歌
「病気を知らないSG,SB(エスジー、エスビー)」の一部をお聞きください。
結構評判が良かったので、歌詞を載せておきます。
たくさんの人に歌って欲しいです(笑)。
病気を知らないSG・SB(エスジー・エスビー)
(「戦争を知らない子供たち」のメロディーで)
メタボが終わってー、僕らは気づいた。
メタボにならずに、僕らは生きた(だけど)
七十過ぎーて、痩せ始める
加齢に伴い、筋肉減少!
僕らの名前を 覚えて欲しい
サールーコーペニアの 僕たちーさー。
WAVESを知って、僕らは学んだ。
元気に食べてますか?と聞かれて、僕らは悟った。
高タンパクー・カロリー 食べ始めるー。
みなぎる活力、病―気 知らーずー。
僕らの名前を覚えて欲しい。
健康長寿の エスジー・エスビー。
西口の皆さん、東口では
元気に食べてますか? の一大イベント
身長、体重、指わっかー
握力、舌圧、栄養剤プレゼントー。
僕らの名前を覚えて欲しい。
幸せの力に、ウエブズ・ジャパンさー。
この歌詞では、あえてSG,SBとは何なのかを説明していません。
「リクシルって何?」の効果を狙ってみました。
最前線で替え歌を歌い切ったグリーンベレーたちが
勇気百倍、怖いもの知らずの勇者になったことは言うまでもありません。
北千住東口の本陣に戻った後は、
何度も何度も、高らかに「病気を知らないSG・SB」を歌い上げ、
全員が辻説法をこなしました。
「この仲間と一緒なら、何だって実現できる!」と実感した瞬間でした。
今回の北千住の「元気に食べてますか?」@東京は、
WAVES史上に残るイベントになったと思います。
参加者がそれぞれに
超高齢社会の課題に挑戦する覚悟と勇気を掴んだはずです。
より良き社会実現のための手応えを実感しました(感謝!)。
2019年6月12日