今週末の8/26(土)、 8/27(日)に
第15回癒しの環境研究会愛知全国大会に参加してきます。
このユニークな研究会に関しては、
第59号でも紹介しました。
下記のプログラムを観ていただければお分かりいただけると思いますが、
興味深いセッションが目白押しです。
医学、医療について深く考えるヒントが得られそうです。
ご都合のつく方は、参加されることを強くお勧めします。
私が関係しているセッションについては、
詳しく説明できますので、今週はそれを紹介します。
8/27(日)午前最後のシンポジウム『癒しと生活支援』の座長を務めます。
シンポジストには、
- NHKプロフェッショナル出演の攻めのリハビリ医:酒向正春先生、
- 経営も一流、笑いも一流の幸福学の伝道師:栗原志功さん、
- キャンサーリボンズの小林茂樹(藤田保健衛生大学医療科学部放射線学科)教授 です。
さらに司会は、
人生の達人である朝日エルの岡山慶子会長とのコラボですので、
どんな展開になるのか今から楽しみです。
事前打ち合わせも綿密にしてきましたが、
予定調和は目指さずに、クリエイティブなシンポにしていきます。
今回の研究会では、ランチョンセミナーの講師も務めさせていただきます。
「癒しの環境研究」に合わせて、多数の講演スライドを新作しました。
正直、申しますと、かなり気合入ってます(←過去最高かも)。
タイトルは『人生ラスト10年問題と癒しの環境としてのWAVES』としました。
いくつかのスライドを紹介します。
このスライドだけではさっぱり分からないかもしれません。
(というより、分かる訳ありませんよね)
まず、体力的にも脳重量的にも勝っていたネアンデルタール人が滅び、
現生人類のホモ・サピエンスが、今日の繁栄を築くことが出来たのかを解き明かします。
あくまで仮設ではありますが、
その主たる原因が
ホモ・サピエンスに備わっていた3つの性向にあったと大胆に主張してみます。
それらの性向が、外的足場を上手に利用することを教え、
さらに、脳における負荷を極限まで軽減させていったことから
ホモ・サピエンスは無限に発展できるようになったのです。
外的足場を作成し、活用することをScaffoldingといいますが、
チーム医療フォーラムの歩みは、まさにScaffoldingであったといえます。
勿論、これからもそうです。
最終的には、このScaffoldingは
自助・互助・共助・公助の地域包括ケアシステムのより良きガイドとなるはずです。
(人類歴史と比べると、やや下位レベルの話にはなりますが…)
超高齢社会となった日本において、とても大切な概念であり、
この視点に立てば
WAVES Japanの使命も多くの方に伝えられるのではないかと考えます。
ここまで読んでも、さっぱりわからないという方は
是非、週末に藤田保健衛生大学に足をお運びください(笑)。
宜しくお願いします。
2017年8月23日