明けましておめでとうございます。
令和最初のお正月を迎えました。
今年はオリンピック、パラリンピック(以下、オリ・パラ)・イヤーでもあります。
前回1964年の東京オリンピックは日本が経済大国へと飛躍するきっかけとなりました。
実は私、その年の生まれで、
歌手の近藤真彦さんとは全く同じ誕生日です(どうでも良い話ですが…)。
今度のオリ・パラにおいても新たな良き変革を起爆にしていきたいものです。
前回と今回の日本社会における大きな違いは、やはり高齢化率でしょう。
約50年で6.2%から28%へと、4.5倍になっています。
出生率が2.01から1.42に下がっていますし、
平均寿命も2018年データで男性は67.67歳から81.25歳へ、
女性は女72.87歳から87.32歳と約14年延伸していますから、
高齢化率はさらに上昇します。
今後、38~40%にまで達すると予想されています。
地域密着人口(子供+高齢者)の増加も特徴の一つになってくるでしょう。
この日本において超高齢社会がどのような形に定着するにせよ、
2020年の東京オリ・パラが節目であったと回想されるような気がします。
今後、全世界は高齢化に向かっていきますから、
今の日本の姿が、未来の世界の運命も決する重大な局面なのだと思います。
そんな超高齢社会においては、
医療の果たす役割が今以上であることは言うまでもありません。
医療界も時代に即した形で変革を遂げて行かなければならないと感じています。
病を治すだけではなく、そのプロセスを通して、
いのちの価値を高めていく使命があると思っています。
地域を丸ごと健康にしていくことも求められるはずです。
そんな百年の計を思い浮かべながら記念すべき新年を迎えています。
超高齢社会の様々な問題と格闘していかなければなりません。
人生100年の難問に挑んでいかなければなりません。
チーム医療フォーラムでは、創設以来11年間
市民参加型のチーム医療の普及を提唱してきました。
市民の医療への直接参加は健康リテラシーを向上させ、
いのちを大切にする地域社会につながっていきます。
そんな“いのちを大切にする社会”をいち早く実現させたいものです。
このメルマガも、季刊誌『ツ・ナ・ガ・ル』も、MEDも、
医療プロボノ、メディカルウォーキングも、
すべて“いのちを大切にする社会”実現のためのトライアルです。
今年もこれまで以上に試行錯誤を繰り返していくつもりです。
この年末年始の時間を駆使して取り組んでいるのが執筆です。
10年以上前に処女作を出版しましたが、
以後、いくつかの企画はありながらも出版に至りませんでした。
オリンピック・イヤーの今年こそは出版実現!と意気込んでいます。
人生100年の難問と医歩(メディカルウォーキング)を中心に
超高齢社会のライフスタイルについての提言をするつもりです。
『ツ・ナ・ガ・ル』ではより多くの方に見ていただけるように施策をしていきます。
MEDでは、新企画も打ち出したいと思っています。
また、松戸プロジェクトでの医歩から医療プロボノを開始していきます。
医歩では映画製作も敢行します(2月に撮影予定)。
さらに、松戸市100人カイギも最終盤を迎えますので
地域のネットワークをより強化していきます。
11月には松戸市で
WAVES Japanの「元気に食べてますか?」のイベントも開催予定です。
コミュニティホスピタルに関する社会実験も4月から具体的に始めて行きます。
持続可能な社会実現のための国際的な目標であるSDGsは2030年がゴールです。
残り10年の節目となる2020年は、大きな変換点になるはずです。
否、していかなければなりません。
皆さんの新年の、あるいは向こう10年の目標はいかがでしょう?
お互い充実した年にしていきましょう!
2020年1月1日